平成28年度事業計画書

社会福祉法人みすず福祉会平成28年度事業計画書
*介護〔支援〕の指針 きめ細かい介護(支援) 規律正しい介護(支援) 期待される介護(支援) *施設・事業所の理念・方針・重点課題と目標
特別養護老人ホームしらかばホール [施設理念] 暖かい家庭内の人間関係を基本とした地域福祉力形成の中心となり、高齢者の在宅介護を可能とするために機能する施設を目指します。 [職員目標] ユニットケアの更なる向上を目指し、個々のニーズに焦点を当てた支援に配慮しながら、総合的で効果的な各種サービスの提供に努めます。 〇入居者の個別性を十分に理解し、基本的人権を尊重して全職員がプライバシーの保護や倫理等のコンプライアンスの徹底に努めます。 ○安定した人材確保を継続しておこない、指導・育成により資質の向上に努めます。 [事業推進のためのポイント] 職員の定着を目指し、職員一人一人の意見や想いが反映されるような職場環境の改善をはかります。 施設内研修の充実をはかるとともに、外部研修に参加することで職員のスキルアップを進めます。また研修報告会等で職員に学びや気づきをフィードバックすることで実践に活かせるよう取り組んでいきます。 入居者をはじめ、ご家族や関係者に対し、常に誠意をもって丁寧な接遇に努め信頼関係を深めるようにします。 継続的にボランティアや介護等体験学生を受け入れ、地域に施設の情報等を発信することで開かれた施設を目指し、地域住民との交流の促進をはかっていきます。 看取り介護の取り組みとして「施設で最期を迎えたい」という入居者やご家族の意向を尊重し、趣旨に添って人生の最期を、その人らしく迎えられるよう支援していきます。同時に入居者やご家族に看取りに関する理解への促進に努めます。 [事業数値目標] 稼働率目標数値97%=年間延べ人数24,783名 (最低数値96%=年間延べ人数24,528名) 平均介護度 : 3.87 算定報酬 :ユニット型介護福祉施設サービス費(Ⅰ) 算定加算 :日常生活継続支援加算 :   23単位(1名/日) 看護体制加算Ⅰ・Ⅱ   : 計 12単位(1名/日) 夜勤職員配置加算  :  18単位(1名/日) 栄養マネジメント加算 :   14単位(1名/日) 個別機能訓練加算 :   12単位(1名/日) 常勤医師配置加算   :   25単位(1名/日) 看取り介護加算(加算要件あり) 死亡日以前4日以上30日以下 : 144単位(1名/日) 死亡日前日及び前々日 :  680単位(1名/日) 死亡日           : 1280単位(1名/日)
② 短期入所生活介護 [事業所理念] 利用者が生活の一部として過ごせる環境作りの中、心身の機能の維持等を図ると共に、安心・安全な場所の提供を目指します。また、利用者のご家族の身体的及び精神的負担の軽減が図れるサービス提供を行います。 [職員目標] ○「安心・信頼できる環境ならびに場所の提供」を目指します。 ○「それぞれの個性や人柄を大切にした接遇」を提供します。 [事業推進のためのポイント] 季節感を感じながら参加できる行事や利用者の趣味・嗜好を取り入れたコミュニケーションを大切にします。 心身の安定と自立の促進を促し、利用者ご本人が社会に参加しているという気持ちになってもらえるように支援します。 相談から利用にいたるまでの関係づくりとその対応を重視するとともに、他の医療機関・関係機関との連絡を密にし、信頼関係の構築を目指します。 「ショートステイ利用連絡票」により利用時の状態や状況を家族様との連絡とし、さらにご要望やお問い合わせなどの返事をいただくことで、より良いサービス提供に繋げるように努力します。 機能訓練を希望する際、事故や怪我に配慮し残存機能の維持や日常生活上でできる機能訓練を実施します。 [事業数値目標] 〇 稼働率目標数値90%=年間述べ人数6,570名 〇 平均介護度 : 2.9 〇 算定報酬 : 併設型ユニット型短期入所生活介護費(Ⅰ) 〇 算定加算 : 夜勤職員配置加算: 18単位(1名/日) 個別機能訓練加算: 12単位(1名/日) 看護体制加算 Ⅱ: 8単位(1名/日) 送迎加算    :184単位(片道)
③ デイサービスセンターしらかば [事業所理念] 高齢社会の中、介護の基本は在宅生活という観点に立ち、認知症や介護が必要になっても、決して特別な存在ではなく、本人が持つ力や意欲を引き出せるように様々なニーズに対応したサービスを提供するデイサービスを目指します。 [職員目標] ○「ご本人が望む生活を送れる為の場所」を目指します。 ○「願いや望みを持てる環境」を提供します。 [事業推進のためのポイント] ○ 家族介護者への支援(レスパイト)を推進するため、基本サービス提供時間を7時間以上9時間未満とし、入浴目的など多種多様なサービスに合わせ利用者個人の心身状況に合わせた柔軟なサービス時間を提供します。 ○ 利用者個々の意志、嗜好を尊重したアクティビティを取り入れながら、全員参加できる創作活動・レクリエーションなど色々な角度から楽しむことが出来、心身機能の維持向上に努めます。 ○ 季節感を感じられる趣味活動や行事を行うことで、心身の安定と自立の促進を促し、利用者同士のコミュニケーションの場としての機能の充実を図り、地域との連携・接点の機会を持つ事で、利用者ご本人が社会に参加しているという気持ちになってもらえるように支援します。 ○ 相談から利用にいたるまでの関係づくりとその対応を重視し、本人・ご家族同意のもと利用者にわかりやすい通所介護計画書を作成し、その計画に沿ったサービスを提供します。 ○ 健康でいきいき出来る環境のもと、様々な経験を積むことができる社会環境の提供に努めます。 [事業数値目標] ○ 稼働率目標数値 80%=年間延べ人数7,440名(24名/日×310日) (障がい者基準該当サービスを含む) ○ 算定報酬 : 通常規模型通所介護 ○ 平均介護度 : 2.7 ○ 算定加算  : 入浴介助加算    : 50単位(1名/日) 中重度ケア体制加算 : 45単位(1名/日) 生活介護・自立訓練(障がい者基準該当サービス)
④ 居宅介護支援センターしらかば [事業所理念] 〇 高齢者が地域の中で、その人らしい生活を送ることができるよう常に利用者に寄り添い、その立場に立って行動します。そして、利用者の選択を尊重しながら公正中立な居宅サービス計画を作成します。 [職員目標] ○ 周辺地域との関係を構築して、地域社会の一員としての利用者を地域とともに支える体制づくりを目指していきます。 ○ 利用者を取り巻く医療・福祉・保健等の社会資源との連携を強化し、利用者の自立を支援していきます。 ○ 介護支援専門員の社会的責任を自覚し、地域社会全体の利益につながるよう業務に取り組みます。 [事業推進のためのポイント] ○ 地域住民との関係を構築し、積極的に地域貢献の取り組みを実施していきます。 ○ 保険・医療・福祉等、利用者を取り巻く様々な社会資源との関係を強化、発展させ、各機関との意思の疎通、情報の交換を密に行っていきます。 ○ 常に質の高いケアマネジメントを行うよう努め、自らその提供するサービスの質の評価を行い、サービスの評価を常に見直すことで改善を図っていきます。 ○ 利用者の自立支援の観点と法令遵守の立場から、常に作成した居宅サービス計画を点検していきます。 ○ 各種研修会への積極的な参加など、専門職として常に自己研鑽につとめ、 質の高いサービスの提供につとめます。 [事業数値目標] ○ 担当件数目標数値 : 30件/1人 ○ 算定報酬     : 居宅介護支援費(Ⅰ)
⑤ しらかばグループホーム [事業所理念] 家庭的な雰囲気に脳活性化訓練を取り入れた共同生活を行い、楽しく・明るく・ときめきを感じて、心の若返りを目指します。認知症に対する新しい支援方法を提供するホームです。 [職員目標] ○ 利用者に対し、温かい声掛けを心がけ、また尊厳を保てるよう接遇マナーを学び支援します。特に高齢者虐待防止に取り組みます。 ○ ご利用者一人一人の“出来ること”の情報収集に努めて共同生活介護の場所としての確立を図ります。 ○ 介護技術向上と認知症高齢者の理解を深めるため、研修の機会を設け、スキルアップを図ります。 [事業推進のためのポイント] ○ 家族とのつながりを意識した運営を行い、家族会での意見交換を行いま す。また、苦情に対し早急に改善するよう取り組みます。 ○ 地域密着型施設として他のグループホームとの交流を深め、またボランティアの受け入れを積極的に行い、地域社会との交流推進を図ります。 ○ 食事提供では、家庭らしさのなかに栄養管理・健康管理に加え、認知症 に良いとされる献立を取り入れた食生活を提供します。 〇 連携診療所の常勤医師により、利用者に対し一層の健康維持管理を実施します。 [事業数値目標] 稼働率目標数値98%=年間延べ人数6,438名 算定報酬 : 認知症対応型共同生活介護費(Ⅱ) 平均介護度 : 3.4 算定加算 : サービス提供体制強化加算(Ⅱ): 6単位(1名/日) 医療連携体制加算 :39単位(1名/日)
⑥ しらかばの郷(就労継続支援B型事業所) [事業所理念] 働く場として、利用者の人権を尊重し、利用者本位の支援をめざします。 [事業所方針] ○ 個性を大切にする。 ○ 思いやりを大切にする。 ○ 選択が自由にできる。 ○ やりがいや達成感を持つ事ができる。 ○ 目標に向かって取り組む事ができる。 [事業内容] ○ 内職(袋詰め、箱折等) ○ ミシンによる縫製・フェルト(ストラップ・ペンケース等) ○ 陶芸(湯のみ・コーヒーカップの絵付け) ○ 農作業(野菜栽培等) ○ 施設外就労(厨房・清掃業務等) [事業推進のためのポイント] ○ 医療連携を行う事によって、施設内外の環境整備、危険防止や衛生面にも配慮し、利用者が快適で安全に作業ができるように支援していきます。 ○ 協力企業から請け負った各種作業を利用者の能力に合わせて支援します。 ○ 地域貢献活動を行っていくとともに、ボランティア等も積極的に受け入れていきます。 ○ 安定的な生産活動を提供するために受注先の開拓に努めていきます。 ○ 工賃4,500円/月を目指します。 ○ 内部研修・外部研修にも積極的に参加し、職員のスキルアップを図ります。 [事業数値目標] ○ 稼働率目標数値75%=年間述べ人数4,650名 ○ 算定報酬:就労継続支援B型サービス費(Ⅰ): 584単位(1名/日) ○ 算定加算:目標工賃達成指導員配置加算   : 89単位(1名/日) :福祉専門職員配置等加算(Ⅱ)  : 10単位(1名/日) :食事提供体制加算        : 30単位(1名/日) :送迎加算(Ⅰ)      : 27単位(1名/日) :施設外就労加算          : 100単位(1名/日) :体験利用支援加算        : 300単位(1名/日) :医療連携体制加算
⑦ 移送サービスしらかば [事業所方針] ○ 道路運送法に基づき、単独では公共交通機関の利用が困難とされる要 介護者・要支援者・身体障がい者等に営利とは認められない範囲での 運賃にて、事前登録者に対して福祉有償車両等により個別運送サ―ビ スを提供します。 [職員目標] ○「安全運転を心がけ、安心を届けられる送迎」を目指します。 ○「様々な状況に対応できる柔軟性」を提供します。 [事業推進のためのポイント] ○ 運転者の確保(増員)により柔軟な対応ができるように努めます。 ○ 日々の点検や職員の体調管理を行い安全な運転を提供できるように 努めます。 [事業数値目標] ○ 稼働目標数値 : 10件/月(年間延べ件数120件)
⑧ しらかば研修センター [事業目的] ○ 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、障害者(児)施設(医療施設を除く)などにおいて、適切にたんの吸引等医療的ケアを行う介護職員を養成するために必要な社会福祉士及び介護福祉士法施行規則附則第4条に規定する第二号研修(不特定の者に対する吸引等の研修)を実施することにより、利用者等の一人ひとりのニーズに対し福祉施設・事業所等における介護職員による必要な医療的ケアを安全かつ適切に行えるよう整備し、当該医療的ケアの充実を図ることを目的とします。 [事業推進のためのポイント] ○ 職員研修の実施 施設の適正な運営を図るため、職員の資質の向上に努め、系統的、効果的な研修を実施していきます。 [開催計画] ○ 開催目標 年2回(6月・1月に開講予定)各回10名
⑨ 生計困難者に対する相談支援事業 [事業所方針] ○ 社会福祉法人の公益活動を行うにあたり、地域の援助を必要とする方の 相談活動や関係機関との連携を通し、援助を必要とされる方の心理的不 安の軽減、経済的援助を目的とする。生活保護等の既存制度では対応で きない方で、経済的困窮により医療や介護等の必要なサービスの利用が 阻害されている方に対するサービスの提供や必要な費用等の全部、また は一部を支援します。 [職員目標] ○ コミュニティソーシャルワーカーの増員配置並びに総合生活相談活動 を行います。 ○ 研修会への参加などによる知識の向上を目指します。 [事業数値目標] ○ 稼働目標数値 : 2件/月×2人(年間延べ件数24件)
⑩ グループホームすまいる [事業所理念] 家庭的な雰囲気で共同生活を行い、楽しく、明るく、ときめきを感じてもい心の若返りを図ると共に、利用者に寄り添うケアを目指し、地域との交流に努めます。また、季節の食材を使用し手作りの食事の提供と体調管理に努め、安定した生活を送っていただくように努めます。 [職員目標と事業推進のポイント] 現在介護度平均が3.9と重度化が進んでいます。特に認知症の進行に伴 うADLの低下により、生活全般の介助が必要となっています。そのため以下のことを目標といたします。 ・重度化に対応できる職員の育成 ・医療知識の強化 ・認知症ケアの理解を深めます ・日中の活動強化をおこないます [事業数値目標] ○ 稼働率目標数値96%=年間延べ人数6,307名 ○ 平均介護度: 3.9 ○ 算定報酬: 認知症対応型共同生活介護費(Ⅱ) 算定加算 : サービス提供体制強化加算(Ⅱ): 6単位(1名/日) 医療連携体制加算 :39単位(1名/日)
⑪ デイサービス小鳥のさえずりしらかば苑 [事業所理念] 介護の基本は在宅生活という観点に立ち、暖かい家庭内の人間関係を基本とした地域福祉力形成の中心となり、高齢者の在宅生活を支援するために機能し、思いやりを持ったきめ細かなサービスを提供できるデイサービスを目指します。 [職員目標] ○ どんな場合でもご利用者を一人の人として尊重します。 ○ 個々の利用者に必要な介護を常に念頭に置き、思いやりを持った介護 を心掛けます。 ○ 援助の主体は援助を必要とするご利用者自身であり、その目的を果た すために必要な自身の学習をおろそかにしません。 [事業推進のためのポイント] 山科区・東山区・左京区の指定居宅介護支援事業所、地域包括支援センター及び職員間の緊密な連携(サービス担当者会議には必ず出席し、情報を共有する)により一人一人の個性に合わせたケアを提供します。 一人一人の個性に合わせたケアの提供のために「通所介護計画」および「介護予防通所介護計画」の充実を図ります。 日常の介護サービス提供は利用者同士、また利用者と職員の会話が溢れる雰囲気を構築します。 地域(山科区)の災害時避難場所や、京都市の福祉避難場所に指定されており、地域住民の方々(学区社会福祉協議会・民生・児童委員会)に“デイサービスセンター”の存在を広報するとともに、さらなる地域貢献を図っていきます。 地域(陵ヶ岡)の自治会や社会福祉協議会が主催する行事に参加し、地域密着・交流を深めていきます。(餅つき大会・懇親会・夏祭り・福祉のつどい) [事業数値目標] ○ 稼働率目標数値80%=年間延べ人数7,440名(24名×310日) ○ 算定報酬 : 通常規模型通所介護 ○ 平均介護度 : 1.7 ○ 算定加算 : 入浴介助加算:50単位(1名/日)
⑫ しらかばホール診療所 [事業活動計画] ○ 入居者の健康維持・向上を図るための健康管理 ・施設入居者の定期的な血液検査、バイタルサインのチェック、処置、 胸部X-P(1回/年) ○ 感染症の蔓延防止 ・施設入居者・職員へのインフルエンザワクチン接種、肺炎球菌ワクチン接種、感染症流行の情報を把握し予防措置を実施。 ・罹患者の受診、処置を行います。 ○ 職員の健康管理 ・定期健康診断の実施(4月・10月) ・定期健康診断後のフォロー (再検査 ・結果に応じた指導 ・医療機関への紹介状作成等) ・メンタルヘルス ・メンタルヘルスチエックの実施 ・チエック後のフォロー ・医療機関への紹介状作成 ○ 診察 ・外来患者の診察